できものは、さまざまな種類があり、治療方法も異なります。そのため、できものの種類を特定することがポイントです。基本的には局所麻酔下でできものを切り取り、病理検査を行うと良いでしょう。病理検査というのは、顕微鏡を使って検査を行い、原因を特定する検査です。
できものが皮膚皮下良性腫瘍の場合には、手術で除去することができます。形成外科などで受けることができます。費用は保険が適応される場合には三割負担の場合、4000円から25000円ほどが相場です。費用は部位や大きさ、病理検査の有無、処方薬の有無によって異なります。
また、耳や唇、口腔内、眼瞼結膜などの特殊部位の手術を行う場合には、他の部位と比べると費用が高くなる場合があります。皮膚皮下腫瘍の中で最も多くみられるのが粉瘤です。アテローマ、アテローム、などとも呼ばれています。表皮にできた袋の中に垢や皮脂が溜まった状態で、毛穴のつまりが原因となる場合が多くあります。
5ミリ程度のものは自然治癒する場合もありますが、放っておくと袋が大きくなるため、早めに袋ごととる治療がおすすめです。その他、脂肪腫というものがあります。脂肪のかたまりで、化膿することはありません。自然消滅をすることはないので、気になる場合には手術でとることをおすすめします。
薄い皮膜に包まれていることが多いのが特徴のため、まわりの皮下脂肪と境界がはっきりしている場合には直径の三分の二ほど切開をする治療で取り出すことができます。