できものには多くの症状があり、治療方法も異なります。現れた症状に対するとらえ方も様々です。じんましんであれば、時間とともに消えていくことがほとんどでもあり、しばらく放置しておくことができますが、腫瘍のレベルに達すると、緊急性を要するため、外科の範疇の切除処置も必要になります。にきびであれば、若さのシンボルとしてとらえることもできますが、皮膚がんの部類になりますと深刻な問題になります。

また、できものが人目につく場所に現れていますと、精神的なダメージを抱えることもあります。その他に、できものがあるために、日常生活の中での行動が制限されているという場合もあります。できものの治療は、原因の究明からスタートさせます。そのためには、まず皮膚科をはじめとする医療機関を受診することが大切になります。

症状が現れ始めたら、できるだけ初期の段階で治療方法を確定させます。これによって、皮膚に余計なダメージを与えてこじらせてしまうことを防ぐことがでぎます。菌やウィルスなどによるものであれば、抗菌剤、抗ウィルス剤を使った治療が主流になりますし、外傷などの影響でこじらせた症状であれば、滅菌、殺菌のための消毒が中心になります。皮膚科の範疇を超えた内臓疾患などからあらわれたできものであれば、複数の科と協力し合って治療にあたることになります。

このように、表面上の症状だけにとらわれることなく、体の内外全てを見渡しながら改善を図ることが重要です。