化粧水をはじめ、美容液や乳液などの保湿成分には、ヒアルロン酸やコラーゲンの他にも、セラミドやレシチンなどが挙げられます。ここでは様々ある保湿成分のうちセラミドについて、それが何であるのかということ、良い化粧品の選び方、化粧水と合わせて効果のある使用法について説明します。まずセラミドとは、角質の細胞と細胞をつなぐもので、水分をサンドイッチ状に挟み込む力があり、様々な保湿成分の中で最も保湿力の高い成分となっています。この成分は水溶性ではないため、化粧水には配合が困難なものとなっています。
このためこの成分は、化粧水よりも美容液や乳液など多くの場合配合されています。良い化粧品の選び方として、人間の皮膚に近いセラミドが配合されているものを選ぶようにします。それにはこの成分名の後に1、2、3いずれかの番号が付いているものを選ぶようにします。これ以外に記号などが後に付いている場合には、類似品であるため注意するようにします。
また番号が付いているものでも、極端に安い化粧品では微量しか含まれていないということもあります。このため選ぶ際には、3000円以上を目安に選ぶようにします。効果的なセラミドの取り入れ方として、まず化粧水をつけた後、美容液で保湿するようにします。これにより肌の水分を保ち、潤いを逃さないようにすることが出来ます。
この後肌の乾燥具合に応じ、乳液やクリームを付けます。これにより肌に油分を補給することで、肌を滑らかに保つことが出来ます。